金星がいっぱい出てる令和7年大相撲5月場所!
令和7年大相撲夏場所が開幕しましたね。
横綱・豊昇龍が2日連続で金星を配給し、話題となっています。
「金星」を獲得すると、ニュースでも取り上げられますが、「金星」はどんなときに獲得できるのでしょうか?
また、『「金星」を獲った際の手当ての金額はいくらなのか?』、最多獲得力士などについて紹介していきますね。
「金星」ってなに?
「金星」とは、大相撲で、平幕(=「前頭」)の力士が横綱と取組をして勝利することです。
三役以上(小結以上)が横綱に勝っても金星にはならず、普通に白星と呼ばれます。
平幕、三役や小結がわからないかたはこちらをご覧ください。

今場所、豊昇龍から金星をあげた王鵬と阿炎は「前頭」です。
「前頭」の一つ下の番付である「十両」の力士が横綱に勝ったら「大金星」なの?と疑問に思ったかもしれませんが、それは違います。
十両と横綱は対戦する事がないので、「金星」をあげることができません。
十両は十両で優勝争いするので、どれだけ星を伸ばしていても横綱とあたることはありませんし、過去にもありません。
「大金星」は、明らかに勝てないと思えた相手に勝利した場合に使います。
今回はどこの報道会社も「大金星」という単語を使っていないので、明らかに勝てない相手ではなかったということですね。
「金星」をあげると”座布団”が投げられる?
相撲を観ていると、たまに座布団が舞いますよね。
あれ、「座布団の舞」と言うそうですよ。
昔は「金星」になったときのみ観客が座布団を投げていたそうですが、最近は「金星」のときだけでなく三役級(小結、関脇、大関)の力士が横綱を破った時であっても投げられる場合もあります。
また、横綱同士の時や名勝負と呼ばれる取組でも投げられていますね。
座布団を投げると前の座席の人にぶつかったりして怪我をする恐れもあるため、最近は自粛を呼びかけるアナウンスがされているようです。
「金星」の手当ての金額はいくらくらい?
「金星」の座布団よりも気になるのは、「金星」のときにもらえる手当ての金額についてですよね。
金星は報奨金の特別加算となります。
金星を1回取ると10円の加算となります。
この金額の4000倍した金額が本場所ごとに年6回支給されます。
つまり、10円×4000倍×年6場所=24万円/1年。
1年間で24万円増えるのは大きいですよね。
この金額が、引退するまで給与に加算されることになります。
うらやましくなってきました。
嘉風は通算8個の金星をあげているので、
24万円×8個=192万円/年
となり、金星の給与だけで引退するまで毎年192万円もらえます。
もちろん、この特別加算以外にも金星を挙げたときの懸賞金がもらえます。
平成29年初場所で2つの金星を獲った荒鷲関の懸賞金は、初金星の鶴竜戦は5本(手取り15万円)でしたが、結びだった白鵬戦では46本(138万円)手にしました。
2勝で150万円!
いいですね!
金星最多獲得力士は誰?現役力士はこの力士!
金星の最多獲得力士は、安芸乃島(現在の高田川親方)で、その数なんと16個!
現役最多は、玉鷲、遠藤、北勝富士の7個。
金星を最多に配給したのは、北の湖の53個。
豊昇龍は通算4個目の配給になった。
角界の隠語で「金星」はどういう意味?
角界の隠語で「金星」は、美人のことだそうです。
まとめ
・金星は「平幕(=前頭)」が横綱に勝つこと
・金星を1つあげると年収が24万円増える
・金星の最多獲得力士は、安芸乃島(現在の高田川親方)
以上、『相撲の「金星」とは?手当ての金額はいくら?最多はこの力士!』でした。
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